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映画プリキュアオールスターズFの鹿のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

世界を一度壊滅させて、造りなおしたものを、今度は分解して再構築する。さて、そうしてできた今のこの世界は、元の世界と同じだと言えるのだろうか。そんな超難題をプリキュアがつきつけてくる。えっ?プリキュアって二人じゃないの?何人いるんだプリキュア!?いやむしろ、プリキュアしかいないのか!?なんて面食らっているプリキュア初心者のわたくしにはなかなかの内容であった。フリッフリのかわいい衣装を身にまとい、将来の夢を語るプリキュアたち。「プリンセス」「ヒーロー」「医師」が、同等に語られて違和感のない世界。今、様々な「差別」をなくしていこうとするポーズを気にするあまり、不自然におかしな表現をとりいれていく風潮のなかで、見よ!プリキュアたちの「女の子の夢」を具現化したモリモリの見た目を!そしてそのかっこうでガンガン戦う彼女たちの勇姿を!美男美女、白人を意味もなく排除している大手の作品を尻目に、プリキュアたちはかわいい女の子のまま、自由を手にしているのだ。
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