【S】殺戮"部隊"？独りなのに？
鬼神が如き形相で一騎当千感を漂わせる只者ではないジィさま。一個大隊程度では彼に死を与えることはできないだろう不死身っぷり。死の方が逃げていくような執念に敵はさぞ恐怖だっただろう。
【I】impossibleをpossibleにする漢！
ミッション・インポッシブルかな？と笑えてくるツルハシの使い方に天晴れ。イーサン・ハントとガッチリ握手を交わしそうな見事な空中戦に血が滾る。
【S】さすがに不死身すぎんかね？
機銃掃射も効かず、地雷原もものともせず、水中戦もお手のもの。
出血量は間違いなく致死量だが、きっと輸血パックを持ってたんだよね。よね？
あ、水中戦での酸素の確保方法は必見です！
【U】ウッコ(犬)は死にましぇ〜ん！
(武田鉄矢風に)
これから鑑賞される方々が一番気になるのは愛犬のウッコが可哀想な目に遭わないかどうかでしょう。
大丈夫！わざわざ公式サイトで"犬は無事です動画"がアップされるという配慮が行き届いており、愛くるしいウッコちゃんはマッドな世界を元気いっぱい走り回りますよ！
【総評】
荒廃した世紀末感溢れる世界観でヒャッハーなナチスどもを血祭りに上げる…という設定は最高だが、主人公の目的がわからなすぎてそこまではノれない…。
監督は続編を匂わせているのでそこで主人公の目的が明かされるのだろうが、これ一作では単なるフィンランド版『イングロリアス・バスターズ』もどきといったところ。
バリエーション豊かなナチスどもの始末の仕方を純粋に楽しむならば大満足の一品。
パンフレットは昭和レトロなデザインで◎、ボツになったタイトル案やポスターデザインも見られるのでオススメ！
