大好物のこのジャンル、評価は映画としてではなく自分の好みで
出ました。初老の一般人が実は戦闘能力に長けていたという設定。自分はすごく好きで、『ランボー』に始まり『Mr.ノーバディ』に至って悉く楽しませてもらった作品群。
本作は、第2次世界大戦のドイツ・ナチスが敗戦濃厚となった時代で、金を掘り当て、換金しに行こうとする主人公アアタミの前に、ナチスの一行が立ちふさがり金を奪おうとするも、アアタミの怒りに触れなすすべなく殺られていくと言うもの。
アアタミの武器はツルハシ1本と根性と執念。とは言え老人に差し掛かった身ではタイマンでは負けてしまう。
打たれ強さ、というより不屈の根性と瞬時の機転で、窮地を乗り越えるという戦闘シークエンスがたまらない。
ランボーの様に銃が当たらないなんて事はなくしっかりと負傷する。しかし応急処置をしてしまうと怪我が無かったかの様に動き回るのは、ご都合というよりご愛嬌。比較的リアリティはある方ではないか。
ナチス共のやられっぷりもバリエーションが多岐に渡って楽しませてくれる。アクセル・ヘニーがいい感じの悪役を演じていて、散り際も見事だった。
フィンランドではかなりのヒット・ロングランをした模様。それも頷ける不撓不屈な作品であった。