こういう系を「ナーメテーター」というらしい。宇多丸さんがラジオで言っていたのでてっきりあの番組内の言葉かと思っていたがそうでもなさそう(余談)
ドントブリーズもそうだけど、この手の作品は「藪をつついた側」の視点で進むことで得られる正体不明の面白みがある。最強のおじさんがかっこいいわけでもないし、サスペンス的な危機迫るものがあるわけでもない。強いて言えば「あーあ、言わんこっちゃない…」という優越感に近い何か。
おじさんがとにかく強くて、これは流石に…という場面でも絶対に死なない。しかも知恵を働かせてとか奇跡的にとかでもなく、単純なタフネス。強さのベクトルは孫悟空と同じ。
映画全体としては、特に大きな流れがあるわけでもなくある意味淡々としているので、どこで見るのを辞めても別に問題ないような作り。
後になって思い出すと、最初に金を掘り当てたときの「オーマイッ」みたいなリアクションが意外で可愛かった。
