ナミサン

SISU/シス 不死身の男のナミサンのレビュー・感想・評価

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)
3.8
いつの間にかアマプラに来ていたので視聴。

家族を戦争で失い、軍を放逐されて一匹狼となって金堀りをしていた主人公コルピ。掘り出した金塊をナチスの敗残兵に取られそうになったことからナチスと戦うことになる。

最初に予告を見た時は、不死身の男とかいうから神から授かった不思議なパワーで死なないことになっているとかそんな設定かと思っていたら、単純に超強くてタフすぎるおじさんだった。でもほんとは神パワー得てるんじゃないの?っていうくらい不死身。

個人的にはもう少し派手にやってもよかったんではないかなと思う。そもそも無口で全然喋らないから静かで、それはそれで渋くてかっこいいんだけど、この無敵っぷりを表現するには敵が少ないというか、あと20人くらいサクサクやってくれても良かったんではないかなと思う。いやこれでも充分面白かったんですけどね。

不死身すぎて「コシチェイ」とあだ名されていたけど、ちなみにコシチェイはスラヴ神話に登場する悪鬼で、肉体と魂が別なので全然死なないというジジイです。好きです。

しかし「金塊」に「不死身の男」とくればどうしてもゴールデンカムイを彷彿としてしまうけども、その金カムの不死身の杉本のモデルになったと言われている旧日本軍の舩坂弘というまじで不死身の方がいて、主人公コルピはその人に近いと思う。ご存じの方も多いと思うけど、あの渋谷の大盛堂書店を開いた方です。ウィキペディア見るだけでも面白いしYouTubeでいくつか紹介動画もあるので、興味のある方はどうぞ。そこにアアタミ・コルピがいます。
ナミサン

ナミサン