たぶ

30Sのたぶのネタバレレビュー・内容・結末

30S(2023年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

「30S」これはなんて発音するの?「サーティーズ」?「さんじゅうエス」?
映画の窓口で何て言えばいいのか迷った。

人生考えさせる系なのかと思いきや、なんか軽いノリ演出もあり、また脇役もキャラ設定が濃いめが多かったりで、なんかいまいち作品の世界に浸れなかった。

10月31日生まれの仲良しが、二十歳の誕生日に10年後に向けた30歳の自分が何をやってるかを書く。
この書いた内容がけっこうフワッとしてる曖昧なものばかりで、シナリオや演出の都合というか、ラストをフワッとさせるためにこうなっちゃったのかな?

そして10年後の約束の日、再会するが、御手洗はなんか約束果たしてんだか果たしてないんだかよくわからない。作品に没入できてないので、御手洗のハッキリしない態度にちょっとイラッきたり。

音楽をずっと続けている蔵野は、あいつあれで30歳なの?と疑ってしまう見た目のミスキャスト感半端ない。売れないミュージシャンはそりゃ色々苦労はあろうが40歳後半ぐらいの老け方で、タケルと同級生には見えない。

セクハラしちゃった独身上司、ちょっと問題ある若い娘なら「こいつなら口説き落とせるかも」というオジサン心理が見え見えで、なんか自分の戒めにもなった。結局はこのオジサンに最も共感できた内容だった気もする。
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