掛谷拓也

ジョーンズタウン集団自殺 -偽りの死の楽園-の掛谷拓也のレビュー・感想・評価

3.3
78年のガイアナで900人以上が集団自殺した人民寺院というカルトの話は知っていたがこんなに詳しく映像を見たことがなかった。自殺に至る経緯は教祖のカリスマというより、教祖の周りにいた女性たちが実行部隊に中心だったというのがこのドキュメンタリーの筋。ガイアナに移住する前は、サンフランシスコで相当信者を集め、政治にも関わっていたという。この映画にはないが、ハーヴェイ・ミルクも応援していたということだ。狂信的カルトに賛成できないのは言うまでもないが、70年代のアメリカ西海岸には興味が尽きない。