いちみる

私の頭の中の消しゴムのいちみるのネタバレレビュー・内容・結末

私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

💋

🌹チョルス役のチョン・ウソンかっこいい。
🌹医者の「肉体的な死よりも精神的な死が先に訪れる」という言葉が印象的。記憶を無くしてしまうことによって自分、自分の大切な人がこんなにも傷ついてしまうものなんだ。改めてアルツハイマー(認知症)の恐ろしさを知った。
🌹元恋人の名前を呼び、愛してると言ったスジンに対し、俺もと返すチョルス。胸が引き裂かれそうなほど苦しくて、悔しくて、悲しくて辛いだろうな。症状が、最近の出来事から忘れていってしまうもので仕方のないものだったとしても元恋人を想い、自分と間違えてる妻を間近で見て、一緒に生活しなければいけないのは苦しすぎる。
🌹元恋人のことは覚えており、夫である自分のことは忘れていると思っているチョルスに対し、一時的に記憶が戻ったスジンが残した言葉「誤解しないでね。私はあなたを愛してる。私が覚えているのはあなただけ。」「私スジンはチョルスだけを愛してます。」これは泣ける。ちゃんとスジンの中ではチョルスだけだった!良かった〜と思ったと同時に、愛するチョルスを自分自身が酷く傷つけていることを知ったスジン。あースジンもスジンで別の辛さがあるよね。ずっとずっと一緒に暮らして、歳をとって幸せな家庭を築きたかっただろうに…チョルスを想い離れるなんて切なすぎる。
🌹2人の夢のお家見たかった。
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