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カンダハル 突破せよのクリームのレビュー・感想・評価

カンダハル 突破せよ(2023年製作の映画)
3.8
面白かった!こう言うのは好き。久しぶりに強くて頼りになるジェラルド·バトラーを観た。現在の中東情勢らしく色々な武装勢力が混在していて、ややこしく、裏切り騙し合う、卑劣な状況が描かれているのもリアリティがありました。そして、ピンチに継ぐピンチにハラハラし、ド派手な爆破シーンは圧巻でした。

CIAの諜報員トムとオリバーは、原子炉プラントを爆破する装置をインターネット業者を偽り潜入し取り付けた。無事任務が完了した事を確認したCIAは、その原子炉を爆破。イラン政府が核兵器開発を行う事を阻止した。爆破がCIAの仕業で実行犯がトムだとバレ、追われる身となります。オリバーは殺され、トムは安全圏へ脱出するためイギリスの陸軍基地があるアフガニスタンのカンダハルへ向かうことになるのだが…。



ネタバレ↓



トムは通訳のモハメッドと共にカンダハルに向かう。その道中でイラン政府、パキスタンの諜報機関ISI、コッズ部隊、タリバンに命を狙われ、 ISIのカヒルによるバイクでの追跡や、イラン軍のヘリコプターからの攻撃を切り抜け、カンダハルへと急ぐ。
新しい車が必要になり、タジキスタンの将軍イスマイルに車を提供してもらうが、イスマイルの裏切りでタリバンに捕らえられ、監禁された。そこへ仲間のローマンが武装勢力に扮装した軍団を引き連れ、トム達を助け出した。 後わずかと言う所で、銃撃戦の末、ローマンが撃たれ死亡。トムはタリバンの攻撃により車を破壊され、多勢のタリバンに襲われそうな所をCIAが空爆を実行し、タリバン消滅。2人は助かり、ギリギリで国外脱出に成功した。

度々襲い掛かる絶体絶命のピンチを強~い、バトラーが無敵の戦闘能力を発揮し倒して行くのが爽快でした。また、多種多様な戦闘集団が存在する現在の中東の状況を背景にしているのが、リアルで良かったです。そして、軍事衛星で見ていた映像から、迫り来るタリバンのトラック部隊をドローンを使い一瞬で殲滅してしまうCIAは圧巻でした。面白かったです。
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