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イルマーレのsilviawongのレビュー・感想・評価

イルマーレ(2006年製作の映画)
3.0
「イルマーレ」はイタリア語「海」の意味だ。映画の中には店の名前であるが、私は「約束の場所」と感じ取った。

「平行時空」をベースに語られたラブストーリー。
理論上、4年後約束の場所で出会えばいいだろう、と普通に思った。

遠距離恋愛と似たような「文通」から進行される恋愛だ。
現実で会えないから心が繋がると感じ取ってしまい、理想に近づき易い。
それこそ究極のロマンスが生まれるかもしれない。

未来を先読みできる人と繋がったら、恋以外にも色々な面白いことができそう。
彼女のために、旅の地図を書いて、街の中の散歩プランを用意するエピソードが好き。
ロマンチックな「ひとりデート」だ、憧れてしまう。
同じ時空の恋人たちもぜひやって良いデートじゃないかと。

距離を置くことは美もロマンスが生まれる、本当の愛かどうかは別として。

数々のラブソングを存分楽しめる映画だ。ポールの「This Never Happened Before」を何度聞いても飽きない。
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