流離

イルマーレの流離のレビュー・感想・評価

イルマーレ(2006年製作の映画)
4.5
DVDにて。韓国版未見です。公開当時、仲良しの友人が何度も映画館に通ったそうで。何回観たの?と聞いたら「う~ん、恥ずかしくていえないから内緒」という返事。そんなによかったのならと、レンタル店で売っていた中古が目についたので買ってきました。

オープニングが素敵。中学生になった頃、色も各種あって楽しめた、安物の万年筆をよく使っていました。でも、ちょっと気を抜くとインクが固まってしまって、よく水でゆすいで乾かしていたのですが、洗うときに水に溶けていくインクの色が大好きだったんですよね。そんなわけで、すんなり作品に入り込み、心地よく観られました。もともとサンドラ・ブロックもキアヌ・リーヴスも好きなのと、韓国版を観ていなかったのが私にとってはよかったのかな、いろいろなことをすっ飛ばして素敵な気持ちだけ残りました。


もともと手紙を書くことも好きです。あの人に手紙を書くなら葉書にしようとか、あの便箋にしようとか、そのあたりからわくわくします。言葉以上に伝わる思いが込められているようで、手紙を書くのも、もらうのも大好きです。自筆が何よりも嬉しいですが、メールでも、このようなレビューでも、「その人」の選ぶ言葉で「その人」が感じられるようで、言葉が紡ぐものが感じられて、とても嬉しくなるときがあります。そんな気持ちも相まって、とても好印象の作品でした。

「It's too late」が流れてきてキュン・・・サントラを注文してしまいました。サントラ、よいですよ♪
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