takehi

古の王子と3つの花のtakehiのネタバレレビュー・内容・結末

古の王子と3つの花(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

おじさんの映画日記 古の王子と3つの花編
「気難しい某作品と違って素直にオススメしたくなる作品で、沢山の人に観てもらいたいです」

⭐️美しい絵本のようなアニメ世界に魅せられました。(豪華絢爛だけど上品で本当に美しいですよ、そこ強調したいです!)
お話はめでたしめでたしで終わる、勧善懲悪で善意溢れる世界、恋に興味あるおませさんなら楽しめるし、むしろ大人こそ癒される洗練されたおとぎ話が気持ち良いです!

⭐️いつの世も王子様は苦難を乗り越え、お姫様をゲットする!!
お姫様は王子様の希望、夢、進み行く道を照らす光となり、行動の源動力となる。 悪者は頑固で利己的な権力者の王や女王、民は皆独裁者にウンザリしている、、若き王子と姫は悪者を知恵と行動力と善行で負かし平和を手に入れる(民も救われ感謝する)光眩しい幸福を迎えます。
そのハッピーエンドはまるで宝石(もしくは美味しくて可愛いお菓子)のように輝いていて観客の夢となり私の心で永遠に輝く!!
そんな素敵でシンプルなファンタジーを僕らは本当は欲しがっていたんだ、知らなかったな笑。 
映画に出てくる語り部にもっともっとって幼子のようにせがんでしまいたくなったおじさんでした。

⭐️本作品の監督さんの作品は初鑑賞、キネマ旬報に監督のインタビューが掲載されていて、ななんと81才なんですよ! 時代に合わせアップデートしつつ、自分の作風を突き詰め洗練させてゆく。
次回作も準備中だとか、もう期待しかないですね!!
(yahoo同時投稿)


★もう現役なオタクではないおじさんの独り言
庵野監督や新海監督はご自分の心象風景に斬り込んだ作品を作った、某作品で宮崎監督も同じように自分の世界をストレートに表現したと思われます。ストレート過ぎて観客を置いてけぼりにして賛否を巻き起こしている、そんな思いっきりパンツを脱ぐ行為的な日本のアニメと本作品は比べてはいけないのでしょう、、僕は過激で生々しい作家性、二次元世界の持つ優しさ、セイの根源的な力と魅力、エンターテイメントとのせめぎ合いで作られる日本のアニメを楽しんでいます、日本のアニメにはそんなことを期待していることに気づかされました。  
推しの子の1話に衝撃を受けた今日この頃です!
takehi

takehi