「オーヴァーロード」のジュリアス・エイバリー監督のエクソシスト物です。
結構好きです。
ちょうど良い湯加減の映画と言いますか、手垢のついたエクソシスト物を観客の見たいものを過不足なくサービス満点で入れ込んでしっかりエンターテインメントしてくれています。
過去作「オーヴァーロード」が本国で「B級映画ファンにA級の娯楽を提供した。」と評された通り今作もサービス精神満点でした。
オープニング早々、巨体を縮めてバイクに乗るサングラス姿のアモルト神父のビジュアルでこの映画の成功を確信しました。
ラッセル・クロウの魅力がすごいです。
祈祷よりも悪魔をぶん殴って退治しそうですが、アモルト神父が世界各国をバイクで旅して悪魔退治するロードムービーを見たくなりました。
皆がエクソシストと聞いて思い出すスパイダーウォークや体に浮かび上がる文字などベタでもしっかりと見せてくれます。
例えるならいつも食べている定食屋で小鉢が一品サービスされたような嬉しさが詰まった愛すべき作品でした。
怖くは全然ないのでホラーが苦手な方も大丈夫です。