ゆず

ヴァチカンのエクソシストのゆずのネタバレレビュー・内容・結末

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

うーーーん見た目からして強い! すき!😊

全然怖くない部類のホラー。
PG12というだけあってグロい場面はほとんどなかったな。怖いシーンもあんまりない……たまにちょっと驚かせてはくるけどホラーとしてはかなり優しい。
安心して誰でも気軽に楽しめそうな悪魔祓い映画でした。

悪魔憑きの皆さんの迫力だけは要注意かも?
弟の子演技めっちゃ上手かったな~…
どんどん特殊メイクが施されていくのだけど、序盤の顔に傷あるだけの頃と後半の特殊メイクだらけの時とで顔面の怖さ変わんなかった。

個人的一番の好きポイントは
『悪魔に弱みを握られないために罪の告白を』と
駆け足ながらも二人が互いに罪の告白をしあい、許し合うってところ。
悪魔が出てきてから告白始めるんかいって笑いもあったんだけど。
あの流れすごく好きだ~
トマスくんの懺悔の内容ももうちょい詳しくやってくれてもよかったのだけど。

ラッセル・クロウずっとイタリア語喋るやん……と思って見てたら、
冒頭シーンで訪れた家の人が「なんで悪魔が憑いてると思う?」みたいな質問に「英語で話してるんだ!」って返すとこ妙にツボってじわじわ笑ってしまった。あとスクーターにフェラーリのステッカーはってあってかわいかった。

別に「めちゃくちゃいい映画だった!」とかではないんだけど、続き出たら見るだろうなーと思う。
正直ラッセル・クロウ演じる神父のあのビジュアルとキャラだけでなんぼでも見たい。
あとエクソシストといっても、依頼のうち98%は心理的・精神的疾患によるもので、のこりの2%だけが悪魔祓いの仕事である、という設定はかなり好感がもてました。(2%でも多いなって印象だが)

宗教的背景や歴史的事実について全く知らないで見てきたのだけど、教会が改宗を拒んだ異端者たちを拷問して死に至らしめた……みたいな話を、「悪魔に乗っ取られた高名な神父がそそのかした結果」ってことにするの都合よすぎんかと笑ってしまった。怒られないのか、いろんなところから。

しかし神父さえ乗っ取れる強い悪魔VS人質を取られて自分を明け渡す神父で神父が勝つのもすごい展開である……
神父さまだって後悔の1つや2つや3つや4つあるよね。人間だもの。

トマスくんも終盤にはすっかり成長して(成長の過程はあまり描かれてないんだけども)打ち解けてきてる(というか染まってきてるというか)のも良いね。
「やろうぜ、続編!」みたいな終わり方したのでぜひ続編やってほしいです。さすがに199は多すぎるけどw
トマスくんがどんどん気安くなってガブリエルにツッコミいれまくるとことか見たいな~

ラッセル・クロウがホラーでエクソシストやるって昔じゃ考えられないな……コメディにもポツポツ出てるし。コメディ好きなので個人的にはすごくうれしい。
ラッセル・クロウのイタリア語ラテン語スペイン語と、イタリア訛りの英語を聞けたのでそれだけで最高ハッピーーー😋
ゆず

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