Kaji

ヴァチカンのエクソシストのKajiのネタバレレビュー・内容・結末

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

めちゃめちゃ楽しんだ。
ラッセルクロウのクマみというか獣みが存分に活かされていて、場外ホームランの祓魔バトルにケツに力が入る。

イエスが出てきた〜っと思ったら悪魔でした!ってとこがほんと最高だった。

地下空間のおどろおどろしさ、古書の禍々しさも最高で、地元の司祭とのバディもナイス。ベスパ二人乗りしてほしい。

祓魔師に悪魔が入ってしまうってのはアンソニーホプキンスのエクソシストものでもあって、そこでも精神疾患との関係性がバックにありつつ、超常現象を起こしながら儀式中に自分のトラウマがフラッシュバックする定番もあり。
 何かにつけて女性にまつわる罪悪感が開くし、告解って免罪システムの都合の良さにはろくなもんじゃねぇなって感じもありますが、山火事で自宅が燃えても消防士たちに感謝を述べていたタフガイ、ラッセルクロウのちょっとワルな感じでヴァチカンていう巨大組織にも忖度しない暴れっぷり、遠隔で血反吐をはく教皇などゴキゲンな描写が勝っていて、すごく楽しかった。
キリスト教徒じゃなくてよかったな、と思います。



悪魔の凶悪さとレベルも映画史最恐ランクの相手だったんじゃないだろうか。

キムユンソク先生とカンドンウォン氏の「プリースト」もなかなか悪魔描写に優れていましたが、いやはや、ぶち上げ方が素晴らしかったです。大満足。
Kaji

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