巨漢のエクソシストが
体に似合わぬ可愛いスクーターでフットワーク軽く、
悪魔祓いをするホラーアクション。
史上最強のエクソシストと評されたアモルト神父は
ひょうひょうとした口調で
悪魔を交えながらいなして、精神のタフネスを持ち肝が座っている。
話の途中から新米司祭とタッグを組んで
最強悪魔に挑む。
悪魔の挑発に簡単に乗ってしまう色男が、
大ベテランにほだされて成長していく展開が熱かった。
バトルは悪魔見せる幻覚、
真っ赤な裸の女性や過去のトラウマに
精神力で持ち堪えるオカルトならではのものだった。
名優フランコ・ネロ演じる教皇が血を大噴射するのは笑ってしまった。
エンドロール後、エクソシストのモデルとなったアモルト神父のおちゃめな写真も見れる。
グロい描写はあるが、
全体的には気軽な雰囲気の映画だった。
気になったのはヴェスパの走行距離。
ローマからスペイン・カスティーリャまでかなり距離あってしんどいだろうに。
「豚に取り憑け」
「砂糖は悪魔の産物 遠慮する」
「ボンジョールノ ボンジョールノ」
「HATE」
「お前じゃない!」
「ラテン語を学んだな」