なだ

ヴァチカンのエクソシストのなだのレビュー・感想・評価

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)
4.0
見終わった後、物語の構成の良さに快哉を叫びたくなる作品。

エクソシストって悪魔祓いで首が回るやつ程度の知識しか無く、話題のラッセル・クロウの熊の曲芸の様なスクーター乗車姿を楽しみに鑑賞。颯爽として最高でしたよ🛵😄


      ⛪

夫が亡くなり、あるスペインの教会を相続した母と姉弟。
その朽ちかけた教会は曰く付きの過去があった。

少年の無垢な魂に取り憑く悪魔。
実際に信憑性はどうよと思うけれど、祓魔師を呼ぶに至る迄がちゃんと現代の医術で調べて、どうにもならないから依頼する経緯に納得。

少し痩せたラッセル・クロウ(アモルト神父)がローマからスペインまでスクーター移動🛵💨緊急そうだったけど何日で行ったのか💦
トム風に輸送機からスクーターごとパラシュートだったのかなぁ🪂


誰にでもある過去の贖罪。その人の弱みにつけこむ悪魔の手口と心理戦がバチバチですごい。

頼りない司祭のトマース神父(ダニエル・ゾヴァット)が頑張る‼

「ラテン語って神様が使う言葉だからこちらが覚えて差し上げるんだよ」と某セルジュのセリフを思い出しながらトマースを応援。頑張ってラテン語の聖句覚えろよトマース!

怖くて目を覆うシーンは少なく、少年ヘンリー(ピーター・デソウザ=フェイオニー)の取り憑かれた演技が上手い👏
姉も母も頑張った😭

最後の戦いは固唾を呑んで魅入るほど面白かったです。



↓ネタバレてますよ⛪




嫌味な枢機卿に血のゲロをワザワザ当たるようにかける教皇(フランコ・ネロ)は今日一笑った🤣


スペイン異端審問
やはりモンティ・パイソンのスペイン宗教裁判を思いだす😅
クッションの角は使わずモノホンの拷問器具「鉄の処女」きたー🥶🩸

この異端審問ってザックリ云うとスペインの治制やカトリック統一、また金銭目的でカトリックに改宗したイスラム教徒やユダヤ教徒をローマ教皇の許可の元、告発→弾圧したものなのかな!?ローマは中々許可を出したくなかったりと結構複雑💦

ヴァチカンを利用するなら確かに🐀を送り込みたいよね😅
なだ

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