ヴァチカンとラッセル・クロウと、Amazon Primeに新しく配信されていたので、完全に興味本位で鑑賞してみた。
本作はホラーという括りでいいのか。ホラー映画はほとんど観ないので、どこをどのように楽しめばいいのかいまだ分からない。
『エクソシスト』はおそらく未鑑賞。
ヴァチカンのローマ教皇に仕えたエクソシストのガブリエーレ・アモルト神父による著書「エクソシストは語る」を元にした作品。
生涯数万回の悪魔祓いをしたという、その体験の回顧録である。
実話と言われると俄に信じ難いが、
実際に取り憑かれたように豹変して別人のようになる人に、日本でも祓魔式が行われることがあるらしい。
ただ、それが憑依現象なのか、精神病理なのかという判断は難しいが、本作の中でも悪魔憑きは2％と言っている。
その2％の現象を描いた作品。
いや現実には悪魔ではなく、精神病理としては説明がつかないのが2％ということなのか。
おぞましいシーンの数々にしかめっ面にもなって、個人的には苦手ではあるけれど、取り憑かれた少年役の熱演とトマースの成長がよかったし、調べてみるとなかなか興味深く面白かった。
