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ヴァチカンのエクソシストのkojikojiのレビュー・感想・評価

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)
3.7
No.1636 2023年アメリカ🇺🇸イギリス🇬🇧映画 監督:ジュリアス・エイヴァリー

「悪魔は冗談が嫌いだ。だから冗談を覚えなさい」ガブリエーレがこんなことを言っている。
なるほど🧐

この映画、決して「クソ面白くない」ことはない。
結構面白い。ただ、全く怖くはない。と言うことは、ホラーとしてはダメなのかもしれないけど。
確かに真新しいところなんか皆無。しかし私には面白かった。
だって、主役はあのラッセル・クロウ。
冗談のような話をラッセル・クロウが真面目にやってる。なんと言っても実話なんだから。🤭
でもなんでラッセル・クロウなんだろう⁈
不思議。

主人公ガブリエーレ(ラッセル・クロウ)は祓魔師(ふつまし)。
キリスト教用語で「悪魔祓い」のことだ。
悪魔つきを癒やしたというイエスの働きにその根拠があるらしい。だから魔術ではない。

1987年の話。
教皇直属のチーフ・エクソシスト(祓魔師)ガブリエーレ神父はイタリアの村を訪れ、地元の司祭と共に悪魔祓いを行い、憑りつかれた村人を解放する。
この悪魔払いのやり方が面白い。悪魔を豚に取り憑かせて、即座に豚を撃ち殺すのだ。なるほど🧐

 しかし、悪魔祓いに懐疑的なサリバン枢機卿からこのことを糾弾されることに。そんな折、ガブリエーレは教皇から次の仕事の依頼を受ける。それは悪魔に憑りつかれた少年ヘンリーを救うことだ。早速彼はスペインに向かうが、そこには今まで経験したことがない最強の悪魔が潜んでいた。

 ガブリエーレは時にお茶目なところを見せる。スペインの修道院に着くなりウィスキーを飲んでいる。こんなところが悪魔に強い証なんだろう。だって悪魔は、実はふざけた奴が一番嫌いなんだから。🤭

 ガブリエーレはさりげなく、こんなことも言っている。
「この地上では、母の愛が神の愛に一番近いのだ」
なるほど🧐
 実在のガブリエーレは悪魔と戦い続けることで、誰よりもキリストを知り抜いた人だったのかもしれない。そんなことをふと思った。

 娘のショートパンツ、ヘソだしスタイルが気になる。母親に最初の登場シーンで「そんな格好やめなさい。ここはアメリカじゃないんだから」とか言わせて、娘は反抗したようにそんな格好を続けている。例によってホラーとお色気のパターンのような気がして。
安直。これ必要なの⁈
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