「ベスパ」じゃなくて「ランブレッタ」です
実話物としてみれば ガブリエーレ神父は大変な闘いに勝利し 実績を積んだのでしょうけど 如何せん私に信仰心がないので信用も評価もしがたいです…
一つの映画としてみれば「普通につまらない」です
ご都合主義に事が運び 結局のところ新米神父の手助けはありながらも「大悪魔」を初見で一人で倒してしまいます
コレは「神父側の強さ」も「悪魔側の強大さ」も どちらも表現できていないので アクション映画としてもいただけない
ただ ヘンリー役のピーター・デソウザ=フェイオニー君は 長時間の特殊メイクに耐え 大変な撮影を頑張ったと思います
心霊現象の表現も 現在のVFXゆえの迫力のある仕上がりでした
あと この作品で良く誤解されていますが 主人公が乗っているスクーターは「ベスパ」ではなくて 同じくイタリアの「ランブレッタ」です
この ベスパじゃなくて「ランブレッタ」という所も 神父の「異端さ」の表現でしょう
それを強調するために エンブレムがアップになるシーンがあります