光石研の一人芝居のような内容でした。
圧巻は、終盤近くの元生徒との会話劇で二人の表情と会話を固定カメラ?で交互に切り替えて撮影されていたように見えました。
喫茶店を出て行った元生徒を追いかけて、路上…
二ノ宮隆太郎の映画に登場する主人公は、前作『お嬢ちゃん』の萩原みのり(主人公の名前もみのり)と同じように、それを演じる俳優そのものにかなり近いキャラ設定がなされているようだ。今回光石研演じる定時制高…
>>続きを読む年齢によって響く作品ってありますよね。いまの自分にはこの映画がしっくりきました。
自身の病気により、いままでの人生を振り返る主人公。人生とは何かを問いかけます。
父親との関係を後悔するように、妻や娘…
光石研はそこに本当に存在しているかのように演じるのがすごい。
老いや病気をきっかけに自分の人生を振り返っても、過去を美化したり後悔のないように一念発起して生きなおそうとしたりしないのが良かった。
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冒頭、高齢の父親が入居している施設に手土産を持って訪問する光石研演じる息子が、おそらく父親に向かって声をかける。だが、視線の先にいるであろう父親をなかなかカメラは映さない。そして横並びになった父親と…
>>続きを読む©2022『逃げきれた夢』フィルムパートナーズ