ヴィスコンティ作品に近い豪勢な2.55:1シネスコ比の映像美に、『エヴァの告白』や『西鶴一代女』を彷彿とさせる女の受難を描く時代劇。
オフュルス初のカラーにして遺作となった本作、スタジオには勝手に…
美術、セット、ロケにしろ金の異常なかかり具合好き、その割にセリフの97%ぐらいがフランス語なのが雑で嫌い。
ロケも合わせ回想1発目リストのとこが1番のれた、馬車の内部を横から捉えるショット、馬車の…
1955年のマックス・オフュルス監督作品。ドイツで生まれた彼は舞台俳優から舞台演出家を経験した後、映画監督として1930年代にデビューする。ユダヤ系であった彼はナチスの迫害を逃れるために、『恋愛三昧…
>>続きを読む19世紀に実在した魔性の公妾ローラ•モンテスの男性遍歴。
バイエルン王ルートヴィヒ1世を破滅させたらしいです。
マックス・オフュルス詳しくないですが、セットや美術が凄い。オペラハウスで階が上がって…
実在したダンサーであり、公妾(高級娼婦)のローラ・モンテスを描いた伝記物。
マックス・オフュルスはドイツ出身で、のちにフランスへ帰化した監督。今作は唯一のカラー作品とのこと。
とにかく、豪華爛漫なセ…
複数の著名な男性と関係があったとして有名になったダンサーであり悪名高きファム・ファタール、ローラ・モンテスの伝記風映画。まずローラ・モンテスの過去を語るにおいて本人がサーカスの見せ物を通して象徴的に…
>>続きを読む【ハリボテの煌びやかさに骨を埋める】
「死ぬまでに観たい映画1001本」掲載のマックス・オフュルス作品を観た。マックス・オフュルス監督はあまりピンとこないのだが、本作はかなり楽しく観ることができた。…
116分版を自主字幕で。バイエルンの国王ルードヴィヒ1世との幸せな日々の真っ最中、反動主義の暴徒たちに追い立てられ亡命を余儀なくされる。その馬車の中で若き学生からの求婚を断る場面で、ローラは彼岸の世…
>>続きを読むお年玉をもらった気分で、思い切ってプレ値がついたブルーレイを購入した。オフュルスの遺作、唯一のカラー、唯一のシネスコ。
いかにも後期というかスタイルが確立したのちの映画という感じ。これから何度も見続…