林林檎

レオノールの脳内ヒプナゴジア(半覚醒)の林林檎のネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

映画を愛する老いた女性監督と、彼女を母として愛する息子の話。

と暫定的にまとめたけれど、一言で語るのが難しい。

すれ違う母子の日常から、描きかけの脚本の映画の世界に迷い込む母と、それを救い出そうとする息子。

複雑に絡み合う現実と虚構は不思議と心地よく、主人公の生みの親として向けられる愛情が優しい。
映画への愛や、作ることへの想いには泣いてしまった。

個人的には理屈に持ってく畳み方が引っかかる、というか、畳まなくてもいい気がしたけれど、それでも独創的で楽しい時間でした。
林林檎

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