ニューヨーク大学の大学院生たちとゴダールとの議論の様子を収めたドキュメンタリー。
この当時は若者の政治や社会問題への関心が世界的に高かった時代だったと思います。
この映像が撮られた日(1968年4月4日)は、奇しくもキング牧師が暗殺された日だったそうです。
このおよそ20日後、同じニューヨークのコロンビア大学で数百人の学生が校舎に立て篭もるストを起こし、翌月パリでは5月革命が起こりました。
今年亡くなった坂本龍一さんはSEALsなど日本の若者が声を上げた活動にも関心を持ちその行動力を支持していましたが(SEALsも色々言われていましたが、そういうところにも自分は何と思われようがそんなこと関係なしに応援に駆けつける坂本さんの姿も僕は素晴らしいなと思っていました)、当時のゴダールにも同じようなところがあったのかも知れません。
このドキュメンタリーを観て、またゴダールのことが少しだけ好きになりました。