みむさん

Sun and Concrete(英題)のみむさんのレビュー・感想・評価

Sun and Concrete(英題)(2023年製作の映画)
3.5
ベルリン国際映画祭にて。

トレインスポッティング、プッシャーを10代の若者に置き換えたような映画、子供と大人の中間の時期、ギャングの抗争に巻き込まれ転落していく話。シリアスとユーモア半々。
フランス映画でよく見る団地映画でもあった。

「帰ってきたヒトラー」のデヴィッド・ヴェント監督作。原作ありらしい。
ギャングまがいの映画といっても舞台は学校と団地、借金のために学校に納入された大量のパソコンを盗んで売りさばこうとする。
それがとんでもない事態を引き起こすことに。

子供の軽犯罪がだんだん大きくなっていき取り返しがつかなくなる話なので、きっかけとなった借金の額が500ユーロとクライム映画としては少額。なんとかなりそうな額もなんとかならない家庭環境と格差があってのこの悲劇。