味噌のカツオ

法廷遊戯の味噌のカツオのレビュー・感想・評価

法廷遊戯(2023年製作の映画)
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わたくし、深川栄洋監督作は100%とは言わないけど、合わない作品が多くありまして。
そんなわけで 過剰な期待をしないようにして鑑賞してきました。

ジャンルとしては内容はミステリーとなるのかな。
人としての正義、司法で測られる正義。信頼、裏切り、そして情。いろんなものが絡み合って面白いストーリー・・・で あるはずなんだけど。

見ていても なぜかまったく気持ちが乗らず。作品に巻き込まれていくワクワク感を感じられませんで。
映画としての見せ方が微妙? テンポがまどろっこしい?

そもそも校内での模擬裁判“無辜(むこ)ゲーム”というものが 見ていて「なんか浅くない?」と思っちゃったり。
序盤に気の弱い探偵ぶってた占い師の大森南朋が、証言台では大声出したり サイコ化して裁判員を追い詰めたり。あれは なんだったんだろう。

冒頭の“無辜ゲーム”のスマホを壊された彼も、終盤の杉咲花の笑い方もそうでしたが、これらのオーバーな演技にどんな意図があるのか芝居の方向性が感じられず。

また登場人物たちの変な駆け引きだったり裏の読み合いみたいな点もハマらなかったし、結果 誰にも感情移入ができず…でしたね。

かろうじてJK時代の杉咲花さんはかわいかったけど、永瀬廉くんは眠た顔だなと思ったりして。

まぁ当然いろんな要因があってなのでしょうが、やっぱり深川監督作品は…合わないのかなぁ。
味噌のカツオ

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