予告の感じからもっとエンタメ寄りのデスゲーム物かと思っていましたが割と真面目な司法制度に対する問題を投げかける作品でした。
それならそれで全体の特に序盤のあまりに大仰でわざとらしすぎる演技や演出はどうなのかと疑問に思います。
作品にのめり込むためには序盤で強力なフックが必要だと思うのですが開始早々からの戸塚純貴の演技や学友達が「We Will Rock You」みたいに机叩いたり足踏みしたりする演出、あれ何？
もうこの時点で舌打ちしそうになったし今作への興味がどんどん無くなっていくのを感じました。
主役の永瀬廉の演技は全然上手くはないのですが序盤の戸塚純貴のおかげでマシに見えます。
永瀬廉の感情が希薄というか冷徹さを出そうとする時に眠そうな感じになるのはなんなんですかね。
何か別のジャニーズの役者も似たような演技していた気がします。
そんな中、杉咲花は良いのですがラストのあの演技もやりすぎというかわざとらしすぎるというかこれはもう役者の演技ではなくハッキリと演出が悪いんではないかと思います。
大森南朋もそうです。
あの裁判での態度と言うか演技はなんだったんでしょうか。
原作に何か理由はあるのかもしれませんが、あのキャラクターは重要ではないのに悪目立ちだけして役者さんにとっても損しかないシーンでした。
今作における犯人の動機や問題提起、展開はなかなか面白かったです。
あれ北村匠海は永瀬廉が「弱虫ペダル」の小野田君みたいなトンチキな髪型だったから最初気づいていなかったのでしょうか。
あと一ヶ所だけメチャクチャデカい音でビックリさせる演出があるのがなんかムカつく。
