猿山リム

法廷遊戯の猿山リムのレビュー・感想・評価

法廷遊戯(2023年製作の映画)
2.5
 原作小説読了済みで、コミカライズも2巻まで読めている状態なので、原作ファンという立ち位置で鑑賞。
 文庫化前のコミカライズ1巻の時点で映画の宣伝が載っていたので、話題作だから映画化したというわけではないと推測して、映画で面白くなるアイデアが前提に違いないと、鑑賞。

 ・・・
 普通に源作端折って尺に収めただけでした。
 あー、あそこもそこも削るんだ・・・という感じで。
 原作知らずに鑑賞した人が、どこまでついてこれるか微妙な感じに思ったんだけど…。
 余計なシーンを足したり、意味不明な改変に疑問符もわく。
 完成されたミステリは、削るのはともかく余計なものを足したら台無しになっちゃうのに・・・。
 ミステリ小説は、映像化で滅茶苦茶にされちゃうことが多いけど、そんなに滅茶苦茶じゃなかったのはよかった。
 ただ、原作読んでないとわかりにくくて、原作読んでいる人には物足りないという、いかんともしがたい印象が・・・。

 あまり名門ではないロースクールを舞台に、法律家の卵たる学生たちが模擬裁判ごっこ「無辜ゲーム」を行っていて・・・。
 法律家と法と遊戯。

 エンドロールは、割と眺める方なのだが・・・。
 証明助手かなにかに「泉谷しげる」の文字が・・・。
 仮に同姓同名だとしても、わざわざ名前を平仮名にするのも変な気もする…。
 ・・・と、思って検索したら、他にも何人か気づいてられる方はいたようだけど、真相はヒットしなかった。
 謎。
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