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法廷遊戯のeryuのネタバレレビュー・内容・結末

法廷遊戯(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

●観客視点
 3人それぞれ悲しい過去を抱えていて、それがあるから怖いものなどなく強く見えているんだと思った。強く見せないといけない理由があるんだと思った。
 殺人の理由を考えながら驚かされたり、なんでこの人は笑ってるんだろうって考えたり、自分の頭が動きっぱなしだった。

●役者
◯ミレイ 杉咲花さん
 常軌を逸している存在感や雰囲気が不気味な感じを出していた。狂っているように笑って見せているところとか、キヨヨシを自分だけのもののように大事に、でもコントロールしているような描写がすごく上手いと思った。
 表情の移り変わりで狂った様子を表現していると思う。何も言わない真顔→爆笑→絶望や、場にそぐわない爆笑が特に印象に残る。狂った様を表すのは表情が大きく影響するから、自分でそこを研究しながらどんな表情がどういう感情を与えるのか、自分がどんな表情をしているのかを細かく研究したい。

●脚本
 自分の弱さを本当の意味で乗り越えることで、人として強くなれる。本当の意味とは、弱さに向き合って苦しんで消化させていくことだと考える。
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