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バンクシー 抗うものたちのアート革命のyarohiのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

"バンクシー"という題材が強いだけに作品として面白くはあるのだが、編集や構成などは不細工で期待していたものとは少し違った。

覆面アーティストとして全く素性も知られていない(個人なのかチームなのかすらもわかっていない)バンクシーの近しい人物たちによるその人たちしか知らないバンクシーの側面や裏話盛りだくさんなのかと思いきや、すでに知られている有名な話の羅列ばかりで、バンクシーの紹介VTRの域を出ていない感じ。

その点ではまだバンクシーについて何も知らない人が見るには導入として良さそう。

"『風船と少女』がサザビーズオークションにて落札された瞬間にバンクシーの仕掛けによりシュレッダーにかけられ、それが皮肉にも作品の価値を倍以上に上げてしまった"
というエピソードもパンチラインとして使い過ぎ。
ラストまで取っておけばよかったのに。

バンクシーの生い立ちの語りとインタビューパートとのつなぎもうまくいってなかった気がする。時系列わかりにくい。

劇中でも少し語られる『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』の方が100倍良かったな。
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