おはようございますこんばんは

夜が明けたら、いちばんに君に会いにいくのおはようございますこんばんはのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

ただの恋愛実写映画ではなかった。
それほど恋愛要素は強くない。
正直白岩瑠姫を目当てに見に行ったが、心情を描く分量が多く、見やすいものだった。
腹違いの父や新しくできた妹、育児で忙しそうな母の中で、孤立する茜の心情を机と座る位置関係で表現されていた。
空の綺麗さが1つの映画の要素だったが、とても綺麗だった。夕焼け、朝焼けどちらも好きだった。
青磁の制服のズボン、自転車のカゴ、プリントに絵の具で描かれた丸など、作り込まれた美術。
屋上の床一面を塗るシーンと上から手を伸ばすシーンが印象的。
茜役の女優さんの演技が自然で感情移入しやすかった。
セリフから伝わるメッセージが自分の気持ちと照らし合わせるとグッとくるものがあった。