このレビューはネタバレを含みます
すごく良かった!自分の観たタイミング的にすごく救われた。
上飯田に住む人々に起点をおいて、短編3話からなる物語。
基本的に変な人しか出てこなくて、変な人たちで人と人との繋がりが繰り広げられていく。
2話目のお兄さん役の方が演技うますぎて、笑ってしまった。あんな拗らせて捻くれている感じを短時間で表現できるのがすごいなと思った!
変な人しか出てこなくて、現実感がない感じは少し怖く感じたが、盛り上がっていた時の上飯田で架空に繰り広げられているお話を3話目の人が作っているのかなと思った。
舞台挨拶付きのものだったので、出演されている方と監督が登壇されていたが、すごくお話が面白かった。監督にこんな変な人ばかり出てくるのはなぜかお聞きしていたが、周りの人がこういう人が多いと仰っていた。だから、きっと監督も変な人なのだろうなと思ってお話ししたくなった笑
自分がその時、世間で言う普通の考え方とは違うね、大人になれ、と言われて少し傷ついていたので、変な人がただそこにあるだけと言うことを表現された物語に救われた。そこにいるだけということで否定も肯定もせず、それをただ面白く描かれているのを観て、笑いと涙が出た。
変な物語をこれからもたくさん観ていきたいし、誰だって人と違うことがあるのは当たり前で。そんな部分を誰に何を言われようと自分として大切にしたいと思った。