何故かリアリティがあって怖い。
変に納得感を積み重ねてくるというか、
死んだ霊媒師の腕を握ったら霊が視えて体に取り込めるという設定も現実に無くも無さそうだなとか、
死者の魂を体に取り込むことでドラッグのように快感を得られて何回もやっちゃうっていうのが若者の象徴だし、
亡くなった大切な人と話すためだったら周りが見えなくなってしまう感じとか
そんな納得感の積み重ねによって、現実世界の延長線上に確かにありそうだなと錯覚させてくる。
無理に怖がらせようとしていない作りになっていてちゃんと怖かった。
B 級のホラー映画はひたすら大きい音とグロテスクなビジュアルのゴリ押しだけど、今作は構成がきちんとされていた印象。
終わり方も綺麗で好きだった。