暇つぶしにちょうどいい感じの良作。
コックリさん系ホラーの亜種って感じで、とくに前半がとても面白かった。
ドラッグとかSNSとか、若者がのめり込んで後戻りできなくなるものの比喩なんだろうか?
儀式で遊んでるうちにハイになっていくような描き方が斬新だと思った。
あとは弟くんに憑いた霊が喋りはじめたときの「やばい方向に転がりはじめた」感がすごくてワクワクした。
主人公はじめ思春期ならではの人間関係の描写も、さりげなくも生々しくて、自然と感情移入できた。
"何か"が憑いてしまって以降は、もう新しい展開はなく消化試合感が否めなかったものの、短めの尺でスパッと終わるので、退屈は感じなかった。