Xでやたらと広告が流れてきて気になったので観てきました…いや、これは中々良いんじゃないか！？序盤は軽めなノリですが、中盤から陰湿な雰囲気になり最後までそれが続きます。幽霊はそれなりに映りますが、しっかり映る場面とボカす場面の使い分けが上手く、周囲にいるのかいないのか、今主人公回りがどういう状態にあるのかドキドキしながら観ることができました。
ストーリー
簡単に言うと「霊の見える人の腕を切り取って作った特級呪物を使って降霊術をしたらヤバいことになった」という話。これだけ聞くとよくある話ですが、呪物はあくまでただの呪物で、物語は主人公が『大体悪い方に行く選択を取る』ことで展開されていき、『うわキッツ』となる感覚がホラーとして良かったです。主人公はまあ…同情の余地はありますが、元々無自覚に微妙な選択を取ってる様子なので、さもありなんというところか。
ホラー部分
前述しましたが、全体はいや～な感じです。始めは軽く「トークトゥミーしようぜｗ」って感じだったのが、中盤から「いや…これもうアカンやろ関わりたくねえ」ってなって落差が良かったですね。主人公だけは色々あってちょっとのめり込んでいくのですが…。
あとは効果音で驚かすパターンが多かった印象。一番ビビったのは主人公が自分を叩き始めた部分かな。いきなりバンバン大きな音で自分を叩くので『何が起きた！？』とビクッとしました。
トークトゥミー
これをやるだけならどうもセーフっぽい(笑)？この工程は霊と交信するだけのようで、その後自分の中に霊を入れる工程…までもギリ大丈夫っぽいですが、霊を入れて90秒過ぎると何故かアウトっぽい。作中雰囲気からすると、どんどん定着して侵食されちゃうって事なのかな～...。
これはホラー好きな方なら見て損はないんじゃないでしょうか。どっかで見たなって話ではあると思いますが、中々の味付けで纏まりもよく、しっかり満足できました。ラストも良い！…ただクリスマスイブに観る映画ではないかもです(笑)。
