【◯】
ホラー映画の皮を被った現代への強い啓発
ティーンがホームパーティー中に大麻でキマるみたいなのがありますが、その大麻が降霊儀式に変わった様な映画。
作中の若者達が降霊術にハマっていく様は「窮屈な現代への叫び」に感じました。
資本主義による、徹底的な管理が大人に行われその大人が無意識に刷り込まれた徹底的管理を自身の子供にも行う。無鉄砲にリスクを取って、新しいことに挑戦することを大人から禁止された子どもたちの報復に感じました。
また、今作では「繋がり」という部分もテーマにされています。
社会を形成し、お互いが助け合う事を生存戦略とした"人間"がそれから迫害された時、どうなるのか?
SNSで親指一つで簡単に繋がれる現代に置ける本当の繋がりとは?
望まない孤独の果てに待っているものは?
後半ダラけたと思う人もいるかもしれませんが、私はこれらの問いを考察するために、あえてそうしたのだと考えています。
【×】
登場人物の相関がわかりにくい
ホラーと啓発を盛り込んだ為に、キャラクターの背景がわかりにくく、各人の関係を掴むまで時間がかかります。公式サイトで相関図が欲しかった…
【まとめ】
とにかく多くのテーマが散りばめられていました。
望まない孤独になることを恐ろしさを知れたのでtinderをインストールしました。マッチングするといいな。