母の死を受け入れられない情緒不安定なミアが現実から目を背ける中で出会った交霊パーティ（ある種のドラッグパーティー)で一瞬の安らぎを得るも、親友の弟ライリーを自分のせいでひどい目に遭わせてしまい何とか助けようとするが結局自分の弱い心が妨げとなり周りのいろいろな人を傷つけた挙句文字通り「間落ち」してしまうという話。
カンガルーを殺せなかった話は、ミアの物事を先延ばしする弱い心の象徴であり、それはライリーへのある決断でも発動してしまう。弱いがゆえに霊に利用されやすく、結果的にあの結末につながる。
ドラッグ、依存症、SNS、コミュニティから排除されることの極度の恐れなど、若者を取り巻く現代的な問題をうまくジャンル映画として落とし込めててよかった。
