やきまめ

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミーのやきまめのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

シンプルなストーリーながら緩急をつけて飽きさせない。
それぞれの家庭事情をしっかり描いていて登場人物の奥行きがあるのも良かった。
登場人物が浅はかという評判もあるけど(おそらくミア)、母親の死・父親との不仲・友人関係もイマイチ、とギリギリメンタルの中で母親らしき霊からの優しい言葉があったら、間違った行動とっちゃうかも、とちょっと同情。

序盤からクッションを投げただけで「ズドン!」と音がするくらい、デカめの音で驚かそうという姿勢があるので苦手な人は要注意。(鉄板でも入ってるのか)

〜以下ストーリーの考察〜
・母親の霊はおそらく最初以外偽物。最初は「ミー」呼びだったけど後は「ミア」呼びだったので。ミアを騙し、あちらに引きずり込もうとした。
・結果、ミアは車に轢かれて死亡。地域が異なると思われる場所に降霊されているので。
・ラスト、全員が元気になっている様子は妄想かと。ライリー?(少年)がきれいに治りすぎている。
・ミア父が助かったかは不明。でも想像の世界で求めるのはお母さんじゃなくてお父さんになったんだね。仲直りできてよかったねミアちゃん!

強いて制作側のメッセージを抽出しようとするなら、「自分の人生を正面から生きなさい」って感じかな。
現実逃避していると他人の人生を生きることになるよ、と。
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