アメリカティーンエイジャーにありがちなパーティーの隅で行われているのは、自分の体に霊を憑依させる“憑依チャレンジ”。
監督はYouTube畑の二人組。 デビュー作。
この“憑依”自体は恐らくドラッグなど若者が陥りやすい魔の手のメタファーで、最後までそこに一つも救いがないことを描く。
現実逃避的にのめり込むと、目の前にある確かな幸せやつながりすら気づけず素通りしてしまう。
その意味で、本作は一貫していたと思うしあのオチもある種誠実であったと思う。
ホラー映画というには怖さが少ないので肩透かしを食らうかも知れないが、十分に良い作品。
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