Ki64

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミーのKi64のネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

レンタル開始後真っ先に観たかったヤツ。
理由は、ホラーにしてはスコアが高いから気になって。

ホラーが好きで漁ってる人なら分かると思うんだけど、★4.0以上の作品なんてほぼないし、3.5でも高い!面白そう!と感じる。
まぁ、それだけホラーは好みが分かれるんでしょう。チャラ男みたいに『全然怖くなかった、オレの方が怖い』って★1.0つける人もいるし、人それぞれしょうがない。
個人的には、心底本気で怖いホラー作品ってもう滅多にないと思ってるんで、それ以外の部分も踏まえて評価するようにしてます。

そんで本作、序盤はホームパーティーの描写が多く意識を逸らされるんだけど、ストーリーや題材に注目してみるととてもJホラーみを感じられる。
洋ホラでは定番の悪魔さんではなく降霊って部分も、日本ならこっくりさんが有名だし。
洋ホラなら『鈍い遅い殺す』C級だと『いけにえハウス』辺りかな。

お決まりの『掟破り』からヤバい事態に陥りおろおろしだす若者たち、解決法を探す奔走パート、ことごとく選択肢ミスって孤立する主人公、めちゃ優等生ホラーしててとても観易いです。

全体的にもうちょっとホラー演出ブッこんでも良かったんじゃないかとは思うけど、演出自体はなかなか。特に辺獄のシーンはおぞましかった。

個人的には、『ミアしか儀式後も霊を見ていない』って部分もあり、全部ミアの妄想で動いてたんじゃないかと。
それを助長させてたのが悪霊たちの囁き(Talk to me)で、唯一人90秒過ぎたことで繋がりを持ってしまったのかな。母親の霊と思われるヤツも、言ってることおかしいしな…w


"同じのだけど違うヤツ"って点で、使い古されたお題をここまで新鮮な映像で仕上げているのはかなり良い線いってると思うので、今後の作品にも期待!
Ki64

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