Breminger

12日の殺人のBremingerのレビュー・感想・評価

12日の殺人(2022年製作の映画)
2.8
監督の前作も邦題が〜の殺人で、今作も捜査系の作品なんだろうなーと思って観ましたが、思っていた方向とは違う方向に進んでいった作品でした。

殺人事件を捜査しつつ、事件の真相へと向かってはいくものの、どうも刑事たちの普段を映したり、手当たり次第怪しいやつを尋問したりの繰り返しで、静かすぎる作風が自分には合わなかったです。
序盤の殺される模様が衝撃的だったので期待したのですが、そこからどんどん尻すぼみになっていってしまいました。

刑事たちは日本映画で描かれるような刑事みたいにおバカさんが多めで、基本決め打ちしていって外れて、バカみたいに尋問して外してばかりなので、もう少し捻って考えてくれよと思ってしまいました。
基本的に同じ部屋でやるので変わり映えしないのも頭を抱えてしまいましたし、その会話が次に繋がるわけでもないのがこれまた…。

オチの付け方も未解決事件の終わり方のような悔しさとかそういうのではなく、淡々と終わっていったのも物足りなかったです。フランス映画はサスペンスでも相性が悪いとは…。んー難しい。
Breminger

Breminger