MubaoMasato

12日の殺人のMubaoMasatoのレビュー・感想・評価

12日の殺人(2022年製作の映画)
4.0
「12日の殺人」
殺人事件の中でも20%は未解決事件として終わる、その中の一つの未解決事件を取り上げた作品。

一人の女性が生きたまま燃やされた事件が起き、彼女の交友関係を調べると沢山の男の人とセフレの関係を持っていたことが判明する。しかし、男目線で見ると、欲求不満の視点で見てしまうが、事件の視点で見ると何故殺されたのか、犯人は誰なのかという理論の視点を持たなければならないのだが、警察は男社会であり、女の方が悪いという視点になってしまう。
だが、主人公とパートナーは犯人を捜し続ける公平の目線で。

これは、男性優位社会に対してのメスを入れながら、未解決事件は5分の1の確率で起こっている。(日本は未解決事件になる割合は5%)
女性だから色んな関係を持つ女だから、恨まれるのは当たり前だろうとかは、理由にはならない。彼女も愛されたいからという感情だから、過激に寄り添ったりした。(冒頭の動画だって、好きだから動画まで回していた)だから、関係性で要因や理由付けするのは、浅はかだと感じたけど、実際その現場になれば、自分もそう考えてしまう可能性もある、そう考えると楽だから。
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