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12日の殺人のseapointのレビュー・感想・評価

12日の殺人(2022年製作の映画)
2.5
ポスターにいる女性クララはほんの数分とは。メインは警察のチーム内。日毎に事件が起きるが、人員は変わらない。犯人が捕まれば一件落着だが、そうとは限らない。殺人という人間の生死が関わる事件をすぐ挙げたいのは警察なら誰でも。しかしとどのつまりになってしまったら、そして新たに凶悪事件が起きたなら、もう担当刑事の熱意と信念に遺族は頼るしかない。

クララの男性関係が広いから怪しい人間は何人も挙がる。しかし決定的な証拠がない。歯がゆいし、容疑者たちにあたるのもわかる。ヨアンとマルソーのコンビが対極のようで根本が熱いのは同じ。それだけが救い。罪にうやむやとか時効とかはない。こんなことが数え切れないほどあるのだろう。今も警察ではなく遺族が探していることだってたくさん。これだけ技術が発達しても、挙げることができない。でもあのチームには敬服だわ。グルノーブルって田舎とはいえ山々があり美しい。
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