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12日の殺人のayutakaのネタバレレビュー・内容・結末

12日の殺人(2022年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

世の中では未だに未解決の事件が
多々あり、同時に真犯人がのうのうと
行き長らえている現実もある。
悲しみに暮れて、
光を見出だせない被害者家族も
同時に生み出し、
更には、
それを担当した警察の方々もいる。
不幸の悪循環の中、
諦められない、という呪いは
捜査班をも蝕む。

ある穏やかな町で起こった、
美少女焼殺事件。

容疑者多数、
被害者への疑惑も多数、
防犯カメラを始めとした証拠も皆無。

その中で、行き詰まっていく捜査班。
何年経っても変わらない家族の哀しみ。
予算増による再捜査という光明。

犯人を見つけることができるのか。。

ネタバレ❗


最終的には、真犯人は見つからない。
だからと言って、捜査班が能力不足でもない。まっさらに事件を見ても、
手がかりがあっても結び目はほどけない。

こういう作品では、
被害者側からの物語が主であり、
置き去りにされがちだが、
今回は警察側だ。
私生活ではボロボロでも、
仕事ではニュートラルな状態で
いなければならない。
ホント、生きていくのは大変。
感情移入、公私混同、仕方ないよね、
人間だもの。
どっかの色紙に書いてしまいそうな
フレーズですが(笑)。

全ての未解決捜査の終焉を
願わずにはいられません。
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