びーち

12日の殺人のびーちのレビュー・感想・評価

12日の殺人(2022年製作の映画)
3.8
若い女性が焼殺された。懸命な捜査のもと数名の容疑者を浮かび上がるのたが、いずれも決め手なく迷宮入り。3年後新たな検事により捜査が再開されるのだが…。犯行があった訳だから当然犯人は存在する。それでも犯人を挙げられない。複雑極まりない現代において動機も様々な上、動機そのものがない場合さえある。さらにそこに、捜査員の思想信条や今彼らが抱えている問題がバイアスをかける。ノンフィクションが原作の本作は、そうした捜査する側の苦悩を丁寧に描いている。
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