真魚八重子

修験ルネッサンスの真魚八重子のレビュー・感想・評価

修験ルネッサンス(2022年製作の映画)
4.0
「観てください」と試写をオススメされたので拝見しました。わたしは30歳くらいの頃に、なぜか山岳信仰の勉強にはまって、千日回峰行や修験道の本とかを読んでいたので、それを映像で観られるのが面白かった。日本に元々あった山岳信仰に仏教(密教)や陰陽道が混じって、変化してきた宗教といえば良いだろうか。間違っていたらすみません。
本作はおもに熊野の修験道を撮影している。カメラマンは鈴木一博なので、非常に透明感もあって、観ていて飽きない(わたしは)。
女性の参加者も多く、女人禁制が解かれた山もあるけれど、ここはまだ女性は立ち入り禁止で、別のルートを歩いていく。

わたしの父の実家は愛媛で、小さい頃は毎年夏に帰っており、家の真後ろが山だった。本能的に聖域のような、安心できる美しい眺めだったので、それが原風景としてあるのかもしれない。
真魚八重子

真魚八重子