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Colour from the Dark(原題)のizuのレビュー・感想・評価

Colour from the Dark(原題)(2008年製作の映画)
3.4
第二次世界大戦中。農場に住む膝が少し不自由なピエトロとその妻ルシア、ルシアの妹のアリス。アリスは精神疾患を患っており日に日に悪夢や幻覚のような、本人にしか見えないものにうなされている模様。ある日、アリスに井戸の水汲みを頼んだら井戸の底にバケツを落としてしまった。底に沈んだバケツを取ろうとしたピエトロだが、バケツは中々取れず、次第に井戸の底から水が泡立ち、変な光見え始めてくる。一旦その水を飲み確認してみるも、特に問題は無くその日を過ごしたのだが、その日を境に3人の周りでは奇妙な事が起こり始める...

どうやらラヴ・クラフト原作の「The Colour Out of Space」という小説が元らしい。

原作未読の視点から話させて貰うと、ホラー映画としては悪くない出来という感じ。

変化した井戸の水を飲んでから、ピエトロの膝が曲がるようになったり、作物は豊富になったりと良い事が前兆として現れ、次第に良くない事が起こり始める。この変化の家庭として、妻ルシアの様子が徐々におかしくなり、気づかぬうちに自傷をしたりなどグロめな描写もあるにはある。
個人的に頬をカミソリでごっそ~行って手を突っ込みめくり、その中に’’目’’があるという描写が一番不気味で良かった。

ただ、映像としてのインパクトはそこがピークでそれ以降はネタバレになってしまうので詳細は控えるけど、少なくとも私はちょっと好きじゃなかったかな~

井戸が変→みんな変→変化起きる、までは「何が起こるんだ?」というワクワクで楽しく観れていたけど、変化後からは話が一方通行になってしまって後半からはめちゃんこに飽きてた。(特に私が好きじゃ無いジャンルだというのもある)

まあわりとファンタジーめな要素もあったのでもっとファンタジー感を増しつつホラーしてキモキモしてたらかなり面白い作品に仕上がってたのかなと思います。

でもujiと死体が出てきてくれたので★+0.2してあげちゃう。

視聴 2024年4月14日
izu

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