G行為

プロテージ/偽りの絆のG行為のレビュー・感想・評価

プロテージ/偽りの絆(2007年製作の映画)
4.0
香港映画お得意の潜入捜査ものと思わせといて、麻薬撲滅キャンペーンのような作品だった。

物語を通して、麻薬の栽培~製造~密輸~売買~消費~破滅までの過程を網羅していて、それだけで濃厚かつ満腹になります。
ウソかホントか"足"とか"キッチン"などの裏ワードもなかなか胸キュンポイント。

まぁ、麻薬潜入捜査ものとしても見応えはあったんですが、どうしても隣のシングルマザーが身を滅ぼしていく様子が痛々しくてそっちがかなり衝撃的なんですよ。
ダニウーが声にならないほど絶叫してましたけど、自分もリアクションがシンクロしましたねw

あと、ルイス・クー演じる旦那がルイス・クー史上一番クズな役柄なんじゃないでしょうか。
「ジャンキーは平気で嘘をつく」を地でいっていて、黒ずみの付いた汚い歯など見た目からして最極悪w

アンディさんもヤクザというより、需要と供給に答えてる実業家気取りだったのも恐ろしい。
虚無感を結論に持ってきてたけど、個人的には違うと思うなぁ。
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