娘が行方不明になり、心が不安定になった刑事のダニー・ロークは、敢えて仕事に復帰。そんな彼の元に銀行強盗が計画されているとのタレコミが。
現場で張っていると、怪しげな動きの男が現れる。あとを追うダニーだったが、その男は関わる人間の心を操り姿を消してしまう。
その男が娘の行方に関与している可能性があることを知ったダニーは、その痕跡を探ろうとするが・・・。
面白くないというわけではないんですけど、「午後ロー」向けという感じの内容といえば想像つくでしょうか。
謎の提示は良いとして、そのたたみ方に驚きはないし、視覚的な真新しさも感じられず、暗躍する機関に関しても巨大な力があるような描写じゃないし、逆に滑稽さが目立ったりして。
あの赤ジャケットが制服なのは笑いをとるところなのでしょうか？「スターどっきり（秘）報告」？
ミッドクレジットシーンもありましたけど、もし続編を作ろうとしているなら考え直した方が良いかも。続編を作るという意図がないならば、観る側に余白を与えるという意味での効果はあった気がします。
コロナのせいで予算も減らされなかなか大変だったようですが、私的にはもっとウィリアム・フィクナーを堪能できる仕上がりなら良かったなぁ。
