伏見の剛力

ドミノの伏見の剛力のレビュー・感想・評価

ドミノ(2023年製作の映画)
3.0
ロバートロドリゲス 監督はアリータが好き好きすぎてホットトイズまで買ったんですがそれ以降パッとしないというかネトフリのヒーローキッズやスパイキッズ見ましたが記憶にない中でベンアフと打倒インセプション映画をお届けするなんとも振れ幅が大きい監督ですよ。


あなたは5秒ですでに騙される というキャッチコピーは裏を返せば初めのシーンは嘘ですよと言ってるようなものですからどんでん返しを構て観るというよりもカメラを止めるなとかラッキーナンバー7とか最初から 観客を騙してる系の映画だろうなと言うことは想像に容易いわけですよだって本作の敵は催眠術を駆使してくるんですから。

この催眠術っていうのがスターウォーズのフォースのようなレイがストームルーパーにあなたどっかに行きなさいと言ったらどっかに行くシーンあったじゃないですか、あんな簡単な感じで人間を思い通りに操ることができるんですよねチート過ぎやしないかね~目線、声、音、動作?でこれやるなんてもうワンダやんと、最近だとイノセンツの男の子がワンダでしてこういう無理ゲー映画好きなんですよね、ゴジラ−1.0も戦後の焼け野原の日本にゴジラがやって来るんでしょ?これはもう1回アメリカに原爆落としてもらうしか勝てないでしょう、しかしそんなことフィクションであれ絶対に描けないのでべーやんは死ぬ事実は確定したわけですよ。

無理ゲーワンダがヴィランの物語にどんでん返しですから催眠術がキーワードなんですがこれがなんというかですね置いてけぼりを食らうというよりは受け流してしまうんですね。

インセプションは難解ながらも説明してくれるじゃないですか、ネタバレにならない範囲で頑張らせてもらいますが命令して自分の意のままに動かせる催眠術=技の理屈がイマイチ納得できないんですよ。

わかるんですよ構造的には、しかしあれやこれやされるとなんでもありで制約もクソもないんですよね催眠術に対抗する術とかあるでしょ普通あーゆう世界でしたら。

催眠術の説明も曖昧でここまできたら思考を放棄するモードに入りましたよ私は。

ジョジョは第4部までスタンド能力の理屈が理解出来るんですがそれ以降あ~そ~なのねで押し通していますし最近でいうと呪術廻戦はアニメ全部見てるんですよ。

呪術廻戦面白いんですよ?ヌメヌメキャラが動きますしアクション好きにはたまらないですし。

ただ呪術廻戦の呪術に関してなんで五条悟さんはその技で勝ったの?なんで敵の攻撃防げてるの?なんでオーラみたいなもので敵をすり潰してるの?えっあんた絶対死んだよね?喉から下まで裂かれてますよ?反転術式?青?赤?紫?……はい!呪術って未知数ですね!摩訶不思議ですね!考えてもしょうがない!フィクションなんだからなんかすごいんだはいそ~なのね~って諦めるんですよ。

本作もこのそ~なのね~精神で思考を放棄することでどんでん返しに着目するも最近だとエスターファーストキルやSEARCH2には劣る結末で意外性も何もなんでもありなんだからあ~あ~そ~なのね~で終わってしまう予想できないが驚かない催眠術がどんでん返しの邪魔をしてる結果となっていました。


ベンフレックはバットマンのようにムキムキにならない方が哀愁が漂いかっこいいですね。 上映時間 94分 そこだけは拍手もんですよ2回見てもキラーズオブザフラワームーンより短いですからね。
伏見の剛力

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